宙へ旅立った あなたへ

  12, 2016 00:25
あなたにとって
私は一番ではなかったけれど ・・・

おなかを触ろうものなら
猫パンチが飛んできたり、足蹴り入れられたり ・・・

手足が短くて、ころころっとした体型なのに、
いざという時の、あの全速力、
その姿がおかしくて、かわいくて ・・・

大雪が降った日、
それから4日間 帰って来なくて、
ちょっとほっそりして戻って来た時は、
「この子は、ころころしていた方が安心する」
なんて、勝手なこと言ったりして ・・・

ケンタッキーのフライドチキンが好きで、
私がお昼ごはんとして持っていく度、
おねだりされて ・・・

あなたの 小さい頃を知らなくて、
最初の頃は、
あまり心を開いてくれなかったけれど、
いつの頃からか、
ふっと 私を受け入れてくれるようになった気がして、嬉しかったっけ ・・・

夏頃から、
体調が優れなくなって、
いろいろなところに、いろいろな症状が出るようになって、
だんだん痩せていって、
苦しそうな姿が辛くて、
でも それ以上に
あなたはもっと苦しかったはずだから ・・・

心の中で葛藤があったけれど、
あなたが宙へ旅立っていくのを看取ることが出来て、
よかったのかもしれない ・・・

今日までの 11年間、ありがとう。

        …12月11日 永眠 …

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