器遊び^^

  15, 2010 12:30
       器遊び 杉山寧啓氏 豆鉢 1 小
        杉山寧啓(すぎやま やすはる)氏の器
         ~粉引き 割り山椒(わりざんしょう)豆鉢~

 杉山寧啓氏
  信楽(滋賀県)にて古谷信男氏に師事し修業されて、
  笠間(茨城県)で独立をされた作家。

  こんな料理?(お菓子)を入れる為の器ではないのかもしれませんが^^;
  形があまりにもかわいいので、自由気ままに楽しんでいまス^^
  口径約 5.5cm 高さ 3.5cmほどの小さな器。
  『割り山椒』の事で、詳しく書かれてある文章がありました。
   …ここに書き留めたいのですが、長いので^^; 追記の方に、コピーしておきました…
   
  器遊び 杉山寧啓氏 豆鉢 2 小

 粉引き(こひき)
  李氏朝鮮(りしちょうせん)から伝わった陶器のこと。
  鉄分を多く含んだ素地の内外に白く化粧掛けして、透明釉(とうめいゆう)を掛けたもの。
   ~粉引の素地には灰白ないしは赤土(茶色の土)が多く使われる~
  名前の由来は「白く粉を吹いたような釉面(ゆうめん)」から名づけられたとも言う。
  粉吹(こふき)とも言う。

「粉引きの扱い方」
 陶器は、その生地に吸水性、通水性があり、上釉(うわぐすり)には貫入(かんにゅう)があります。
 使用前、しばらくお湯に浸して生地に水を含ませてからお使いいただくと、
 洗剤や油分が貫入から入って汚れるのを防ぎます。
 もっとも良い方法は米のとぎ汁で煮ると、ワックス効果があり、
 汚れや臭いがしみつき難くなります。
 生地に水が浸みると、黒い斑点(化粧泥の下の赤土が透けた状態)を
 認める場合がありますが、乾燥すると元の白く美しい状態に戻ります。
 使用後はよく洗い、十分に乾燥してからおしまいください。
 乾燥が不十分ですと、カビの原因となります。
     …こちらより引用…

 粉引きは、素地、白化粧、釉薬と3層構造になっており、
 使う際に茶渋や料理の煮汁が器に染み込み、味わい深い色に変化していくのが特徴です。
 それを「景色」とよび楽しむもの。
 料理を盛る前に、いったん水に潜らせて水分を含ませておくと濃い染みを防げます。
 (その際、器の表面に水の模様が現れますが、器が水分を含んだからです。)
 使い初めに濃いめの米のとぎ汁に一昼夜ほど浸け、
 よく乾燥させてからお使いになると汚れがつきにくくなります。
 ※そのほかの注意点
 使用後は、なるべく浸け置きしないで、
 洗った後はよく乾燥させてから収納すると、匂いの付着やカビの発生を防げます。
     …「粉引きの扱い方」より引用…
 

 左下は2月頃、金柑のミルクゼリーを作った時に、
 余っていたミルクゼリー液を、この器に注いだもの。
 右下は、いんげんのおひたし。
 右下のような使い方?が、一番この器に合っているのかもしれませんネ^^;
  
金柑のミルクゼリー 1 小 とある日の朝食 2 小

  久しぶりに「器」のことを書きました。
   …ほとんど引用文で埋まっています^^;…
  粉引きの器は、扱い方が難しそう、と思いつつも、
  私が大雑把な?性格だからでしょうか^^;
  しみが出来ても何の其の^^; 結構自由に使っています^^
  一番上の写真、器たちの下に敷いてあるのは、
  「雪月花」という名の付いた、手ぬぐい、です。
  梅と桜、という構図になってしまいました^^;
  こんな風に器で遊んでいる私を見て、母が呆れ顔になりながらも、
  私同様(多分^^;)面白がっていると思いまス^^

  
山椒は、山野に自生するミカン科の潅木で、葉や実に特有の香りを持つため、
昔はこれを摘み取って使っていたが、明治時代になって栽培が始まった。
漢方では、乾燥した果皮に消化系に効能があるとして用いられている。

 山椒は芽が出てから実になるまで、さまざまな形で利用される。

 3~5月頃の山椒の若芽を摘み取ったものが「木の芽」で、
吸口といって吸物に浮かべて香り付けにしたり、天盛りといって煮物や和え物の上にのせる。
ほかに、刻んで料理にふりかけたり、すりつぶして味噌和えなどにも用いる。
吸物に使う場合は熱が加わるのでそのまま使っても風味がよいが、
和え物のように冷たい料理に添えるときは、手のひらで軽くたたいてから使うと風味が増す。

 4~5月頃のごく短い間に、黄色い小さな花がつく。
これを「花山椒」といって、やはり吸口にしたり、薄味で煮て焼き物のあしらいに用いる。

 6月下旬には青い未熟な実がつき始める。これは「青山椒」と呼ばれ、吸口やあしらいに用いる。
この実が完熟して大きくなったものは、「実山椒」とか「粒山椒」と呼ばれ、香りや辛みも強くなり、
吸口やあしらいのほかに佃煮のように煮たり、酢漬けにして焼き物などのあしらいなどにも利用される。

 さらに、この「実山椒」が乾燥し、はじけたものを「割り山椒」という。
これを弱火で煎って、すり鉢ですり、ふるいで漉すと「粉山椒(こざんしょう)」である。
献立中では「祝い粉(いわいこ)」といい、
吸口のほか鰻の蒲焼きなどの照り焼きの上にふりかけたりして使われる。
また、器の一種に、実山椒がはじけた形をイメージした「割り山椒」と呼ばれる小鉢があり、
祝儀事などによく使われる。
この器は、三箇所の切り込みの部分が深いものほどよいとされている。
山椒が実をつける秋をイメージさせる器だが、
器の色や釉薬、中に盛る料理の合わせ方によって季節を合わせることが多いようである。
この器は、手前正面に切り込みの部分が来るように置く。

 また山椒の木は、すりこ木としても、堅く減りが少ないので重宝されている。
山椒を使った料理に「鞍馬(くらま)」や「有馬(ありま)」という名前を付けることが多い。
これらはどちらも、山椒の産地として有名な土地である。
鞍馬は、京都の北部に位置する鞍馬山のことで、
源義経が、遮那王と呼ばれていた幼少期を過ごし、
天狗から武術を習ったといわれる場所である。
また、有馬は神戸の北部、阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」で有名な六甲山の北側に位置し、
豊臣秀吉がこよなく愛した有馬温泉で有名な町。
実山椒を酒、砂糖、醤油で辛煮にしたものを、
この土地の名を取って「有馬山椒」と呼び、
この有馬山椒を使った煮物には一般に「有馬煮」という名前をつける。

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